国際ブランドとは、独自の海外加盟店ネットワークと決済システムを世界規模で構築している、クレジットカードの統括組織のことです。
日本だけでなく海外でも利用できる汎用性のため、国際ブランドと呼ばれています。
現在、国際ブランドは、
VISA、
マスターカード、
JCB、
アメリカン・エキスプレス、
ダイナース があります。
日本では80年代後半のクレジットカード国際化の流れを受け、ほぼ全てのクレジットカード会社がいずれかのブランドと提携をしています。
| ブランド名 |
説 明 |
| VISA |
正式名称は、Visa International Service Association で略してVISA。
1958年にアメリカの大手銀行、バンクオブアメリカが設立したアメリカ合衆国の企業です。 基本的にVISA自体はクレジットカードの発行を行わず、あくまでもVISAが認めた銀行等にライセンスを提供(ブランドを付与)し、それらの企業がVISAに代わってVISAブランドのクレジットカードを発行しています。
日本では、CMでもよく流れている 三井住友VISAカード が有名ですね。
世界のほとんどの国で使用可能な名実ともに世界最大の国際ブランドです。 |
マスターカード
(MasterCard) |
VISA(ビザ)と並ぶクレジットカードの世界2大国際ブランド。
1966年、アメリカの大手銀行であるユナイテッドカリフォルニアバンクを中心に設立され、現在の社名はMasterCard Worldwide(マスターカード ワールドワイド)。Eurocard (独大手クレジットカード) との提携もあり、マスターカードはヨーロッパで強いクレジットカードと言われています。 マスターカードも、MasterCard自体ではクレジットカードの発行を行わず、あくまで提携をした企業がMasterCardに代わりクレジットカードの発行をしている形となっています。
日本では株式会社オリエントコーポレーション(オリコカード)、三菱UFJニコス株式会社( UFJカード
)、株式会社ライフ(ライフカード
)など、名だたる有名なカード会社が提携しています。 |
| JCB |
日本が誇る唯一の国産ブランドということもあり、日本国内はもちろん、アジア圏や日本人がよく行く海外の主要都市ではかなり使用できます。しかし、もともとJCBはT&Eカード(※次項参照)であって決済カードではありませんので、できれば海外旅行の際は、VISAかマスターカードも持って行くことをおすすめします。
また、サポートも基本的に日本語なので、他ブランドよりも緊急時のサポートが素早く、サービスも日本人向けのものが多いなどの付加価値が充実しています。 |
アメリカン・
エキスプレス
(アメックス) |
ステイタス重視のカードとなっており、海外でのIDとしての価値やサービスの質は抜群です。アメリカン・エキスプレスは、T&Eカードですので、加盟店の多さよりも顧客が満足できるサービスを重視しています。
最近になってJCBとの提携により、国内のJCBが使えるお店でアメリカン・エキスプレスも使えるようになったため、アメリカン・エキスプレスの利便性は飛躍的に向上したと言えます。 一昔前は、グリーンカード(一般カード)でも他社のゴールドカード相当と言われ、取得するのも大変でしたが、現在はそんな事はなく、きちんと働いていればそれ程取得するのは難しくないようです。
※ 作りやすいアメックスカード → セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード |
| ダイナースクラブ |
クレジットカードの創始者ということもあり、加盟店の多さなどよりも、完全にステイタスに重点を置いたカードです。もともとダイナースとは食事をする人を意味する言葉ですので、加盟店もレストラン等のT&Eを中心に伸ばしてきた経緯があり、それ程多くはありません。
年会費が高い・加盟店が少ない等、「使いやすさ」 を重視する方には向きませんが、「ステイタス」を重視する方にとっては一度は持ってみたい憧れのカードとなっています。なかなか取得が困難なクレジットカードですので、取得できればIDとしての価値はとても高くなります。実際に、欲しがる男性も多く、医者や弁護士の方など、社会的信用のある会員が多いようです。 |
国際ブランドの目的、役割は、世界中で安心して使えるクレジットカードとして、決済を安全、確実に行えるよう、システムを構築していくことです。
また、基本的にVISA、マスターカードは、自ら加盟店開拓やカード発行をせず、おもにライセンス提供(ブランド付与)のみを行っています。アメリカン・エキスプレス、ダイナース、JCBは自社発行もしています。
なお、日本からは唯一、JCBのみが国際ブランドとして認められています。
| 国際ブランドの用途 |
ブランド名 |
特 徴 |
| 決済カード |
VISA
マスターカード |
幅広い加盟店をもち、決済に優れているカードです。
VISA、マスターカードのどちらか1枚を持っていれば、世界中のどこでも決済可能といっていいでしょう。
VISAとマスターカードは、会員数&加盟店数ともに、他の国際ブランドカードをよせつけず、「世界の2大国際ブランド」 と呼ばれています。 |
| T&Eカード |
JCB
アメリカン・ エキスプレス
ダイナースクラブ |
T&Eカード とは、Travel&Entertainment (トラベル&エンターテインメント) カードの略で、旅行、ホテル、レストラン、劇場などの分野に多くの加盟店を持つクレジットカードです。
加盟店は決済カードより圧倒的に少ないのですが、その分、付加価値サービス(海外保険や、割引サービスなど)が充実しています。海外でのサポートは決済カードより断然優れています。
また、海外のショッピングでトラブルが起きても、カード会社が直接加盟店と交渉できるので解決までそれほど時間がかかりません。
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クレジットカードは使えなければ意味がありません。
海外にいけばVISAしか使えないお店もあれば、マスター カードしか使えないお店もあります。理想はやはり
「VISA」 と 「マスターカード」 の2種類を常に持っておくことがベストといえるでしょう。
「JCB」 については日本国内の加盟店数の多さが抜群であるのと、万が一の際のサポートも日本人対応でスムーズに行われますので、海外はもとより、日本国内での利用が多い方であれば 「JCB」 を持っておくのもおすすめです。
日本でのカード発行時には、ほとんどの場合、「VISA」 「マスターカード」 「JCB」 の3種類から国際ブランドを選ぶことができます。もし
手元にあるカードが VISA なら2枚目は マスターカード、3枚目は JCB でといったように、ずらして取得しておくと、それぞれの国際ブランドのみに適用される割引やサービスなども受けられるため、活用方法も広がるのでおすすめです。
また、「アメリカン・エキスプレス」 と 「ダイナースクラブ」 は上記のブランドよりも加盟店が少ないため、使いやすさなどの利便性には欠けますが、利便性よりも 「高いステイタス」 や 「上質なサービス」 に魅力を感じる方にはおすすめのカードです。
「アメリカン・エキスプレス」 「ダイナースクラブ」 は、サービスがとても充実していますので、利便性を向上させるために、「VISA」 「マスターカード」 「JCB」 などとあわせて持っておけば、利便性と上質なサービス、ステイタスをも兼ね備えた完璧なものとなるでしょう。
